本日紹介するのは、『Fibonacci Retracement』です。

テクニカルツール
1. Fibonacci Retracement [FR]
使い方
本法は、任意の時間足で生じたトレンドに対して、FRを任意の高値と安値に設定する。
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- 逆張りとしてのアノマリーは、23.6%のポイントまで高確率で反発する点
- 順張りとしてのアノマリーは、押し目または戻り売りは38.2%, 42.3%, 50.0%, 61.8%のいずれかで起きる点。つまり、61.8%をブレイクしない限りトレンド継続として相場環境を認識する方がいい。
ストラテジー
- 大きな時間足にするほど23.6%の幅が大きくなるので、一意の高値または安値を決めれば、利確目標ポイントが決まり、損切は一意に決めた高値又は安値の更新となる。
- 押し目または戻り売りのポイント、38.2%, 42.3%, 50.0%, 61.8%を意識するのは、一度だけにした方がよい。なぜなら、ダブルトップ、ダブルボトムを想像すればわかると思いますが、二度目は勢いよく突き抜けるパターンも存在しているからです。トレンド継続はN字型ですから。もちろん、行ってこいであるV字型の場合は損切となります。順張りのアノマリーとして最も大事なのは、後者の『61.8%をブレイクしない限りトレンド継続』だと私は考えています。61.8%をブレイクしたらトレンド反転なのかと思われる方もいるかもしれませんが、そうではなく、61.8%をブレイクしたらトレンドが終了し、ボックス相場または反転となります。
例
USD/JPY
まずは、左上のところからFRを引いてみましょう(∩´∀`)∩
すると、23.6%をブレイクして、50.0%で戻り売りとなりました。
安値を更新したので再度引きなしてみました。すると、再度23.6%をブレイクして今度は38.2%の戻り売りとなりました。
ここでは、23.6%をブレイクしましたが、38.2%まではタッチ出来ませんでしたね。
ここではわずかに23.6%に届きませんでした。
ここは23.6%で戻り売りです。
ここでは、42.3%で戻り売りかと見えますね。
トレンドが反転したか見極めるために引きなしてみましょう。
わずかに61.8%を割り込んでいますが、結果論ではトレンド継続です。
こちらも61.8%を割り込んでいますが、終わりでは維持したので今のところ短期上昇トレンド継続と見るべきでしょう。中期的には、上の下降トレンドのチャートの61.8%をブレイクしていないことも念頭に置いておかないといけません。